
2011年7月2日、KVBクンルン・インターナショナルはオークランド北岸のスペンサー・オン・バイロン・ホテル(Spencer on Byron Hotel)にて、「投資、税務、移民をめぐるフォーカス対談」投資・資産管理セミナーを開催いたしました。今回は、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)のシニアマネージャーであるマイケル・タン(Michael Tan)氏と、シティ・イン・ロー(City-in-law)法律事務所のジャン・チェン(Jan Chen)弁護士を特別ゲストとしてお招きし、投資、税務、移民の多角的な視点から、最新の政策動向およびそれが投資家に与える影響と潜在的な機会について分析・解説を行いました。
まず、KVBクンルン・インターナショナルの投資取引ディレクターであるベニー・ウォン(Benny Wong)が、直近の市場ホットトピックについて分析と見通しを示しました。ウォンは、上昇するCPI(消費者物価指数)データから見て取れる実質的なマイナス金利・ゼロ金利環境下では、預金だけでは資産価値の目減りを防ぎきれないと指摘。個々の状況に合わせた適切なポートフォリオを構築してリスクを分散し、確実な資産保全を図る必要があると述べました。具体的には、米国による追加の量的緩和(QE3)の可能性や金融引き締めへの移行、ユーロ圏におけるギリシャ危機の節目、貴金属の利益確定と長期的なトレンドの転換、中国経済のハードランディング懸念といったテーマについて議論が交わされました。続いて、KVBクンルン・インターナショナル・オークランド証券部門ゼネラルマネージャーのジミー・コー(Jimmy Koh)が、現在注目を集めている高配当株や高分配株について分析を行い、多くの参加者が今後の投資検討に向け、メモを取るなど真剣に耳を傾けていました。
税務専門家であるPwCのマイケル・タン氏は、ニュージーランドにおける税務居住者の定義や、中国とニュージーランドを頻繁に行き来する個人が二重課税を回避する方法などについて詳しく説明しました。個人所得税および法人税に関し、タン氏は具体的な事例研究(ケーススタディ)を交えながら、適切なタックスプランニング(節税)に関する実践的なアドバイスを提供しました。会場からは数多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。
最後に、かつて「優秀小規模法律事務所賞」を受賞したシティ・イン・ロー法律事務所のジャン・チェン弁護士が登壇し、2011年の投資移民政策の改定、認可されている投資対象分野、およびニュージーランドにおける海外投資家による商業不動産取得の留意点について実務的な解説を行いました。難解になりがちな法制度の変更点について、事例分析を通じて分かりやすく説明し、セミナーを締めくくりました。